マニラ

フィリピンを代表する都市のひとつ、マニラ。海外不動産投資を行う上で注目する人が多い場所でもありますが、果たしてなぜ人気があるのでしょうか？そこでここでは、投資のメリットやエリアごとの特性、注意点などについて詳しくまとめました。

マニラの概要 　

メトロ・マニラを中心に急成長　

マニラの人口は約1,200万人^※（※2024年10月調査時点）とされており、東京都に引けを取らない規模であることが分かります。

特にメトロ・マニラと呼ばれる首都圏は非常に栄えているため、物件を探す際にはぜひ参考にしたいところです。また、2029年を目処に地下鉄が全開通する予定等、インフラ整備も進んでいます。

※参照元：【PDF】フィリピンの現状（ https://www.joho-shimane.or.jp/files/original/201606011031420520463.pdf）

マニラで不動産投資をするメリット 　

人口増加による需要増加、価格上昇傾向が続いている　

これはフィリピン全体に言えることですが、2050年頃まで「人口ボーナス期（生産・労働人口が他の人口の2倍以上を占める状態）」^※が続くと言われています。

特にマニラ首都圏は国内を代表する都市のひとつなので、海外からの移住者も含め需要の増加が見込めるのがメリット。今後不動産価格も上がっていくことが予想されます。

※参照元：【PDF】公益財団法人国際通貨研究所（https://www.iima.or.jp/docs/newsletter/2023/nl2023.03.pdf）

フィリピンの生産を担う中心的都市であり、高いコスパが期待できる

2018年の調査によれば、マニラはフィリピン全体のGDP（国内総生産）の37.5％を担う都市であることが分かっています^※。

前述した通り労働人口は2050年まで安定すると言われているため、今後も生産性の向上が見込めるのも大きなメリットです。また、それに比べて2024年現在は東京等に比べると低価格で物件を購入できますから、チャンスを逃すまいと考える投資家が多いのですね。

※参照元：【PDF】独立行政法人 国際協力機構（JICA）（https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/12244653.pdf）

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マニラ内のエリア別特性 　

ボニファシオグローバルシティ（BGC）

フィリピン・マニラ首都圏内、タギッグにある中心業務地区。元々は軍の駐屯地跡でしたが、広大な土地をビジネスに活かそうと高級住宅街も含め再開発されました。

マカティ

マニラ首都圏、南東に位置する街。空港から30分ほどの場所にあり、近代的な雰囲気が特徴です。

オルティガス

フィリピンでも代表的な経済都市として知られ、マンダルヨン市、パシッグ市、ケソン市にまたがることから、活気あふれるオフィス街と豊かな自然を両立しているエリアです。

ケソン

首都マニラから北東にある、メトロ・マニラ最大の都市^※（2024年11月時点）。政治機関や教育施設が豊富にあり、一般市民のほか政治家などの富裕層が多く住んでいるのも特徴。

※参照元：【PDF】フィリピン首都交通センター（ https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/10467587.pdf）

マニラでの不動産投資における注意点

入居者となるターゲットをよく見極める

マニラは海外駐在員も多く、国の中でも代表的な都市であるため、比較的家賃を高くしても回収が見込めるエリアだと言われています。

しかし、かといってあまりにも高すぎると駐在員等にも支払いが難しくなり、入居者が集まらない恐れも。フィリピンをはじめとする東南アジア諸国は富裕層と呼ばれる人々もまだ少ないため、そのあたりの事情を理解した上で物件を選定する必要があります。

中古物件やプレビルド物件を選ぶ際には慎重に

中古物件は高い利回りが見込めるため、検討する方も多いでしょう。しかし、フィリピンは総合的なポータルサイトが存在しないため、情報を収集しにくい面があります。

また、プレビルド（工事中）物件も途中で建設が中止されたり、プロジェクトが頓挫したりするリスクが存在するので、こういった物件を考えるのであれば慎重に判断しなければなりません。