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フィリピンの不動産投資における未完成リスク

フィリピンで不動産投資を行いたい場合には、リスクについても十分に検討することが大切です。こちらの記事では、フィリピンの不動産投資における、建物が完成しないリスクについてまとめました。

完成しないコンドミニアムのリスク

ここでは、購入したコンドミニアムが未完成となってしまった場合に考えられるリスクをまとめました。

予定していた収益(賃貸収入)が得られない

フィリピンの不動産投資におけるリスクとして多く挙げられるのが「物件が完成しない」というものです。物件が完成しなければ当然賃貸として運用もできなくなるため、予定していた収益(賃貸収入)を得られなくなる可能性があります。

購入契約解除時の資金返還が困難

入居者を受け入れられないために家賃収入が入ってこないだけではありません。物件が完成しないことから購入契約を解除しようと考えた場合支払い済みの手付金なども返還されないというリスクも考えられます。

開発業者が倒産した場合、契約や投資資金が保護されない可能性がある

建設途中で開発業者が倒産する可能性もあります。この場合には、すでに締結していた契約や支払い済みの資金についても保護されない可能性が考えられる点にも注意する必要があります。

契約書の不備や現地法の未整備による影響

購入手続きを進めていく中で、契約書をはじめとする書類の不備や、現地法が未整備であることによってトラブルの発生も考えられます。もしそのトラブルが解決できない場合、購入手続きを中止せざるを得なくなり、最悪の場合、物件の購入を断念しなければならないかもしれません。さらに、物件取得のためにかかった費用が無駄になってしまうリスクも考えられます。

フィリピンの不動産開発が完成しない理由

ここでは、「コンドミニアムが完成しない」という状況が発生してしまう理由を紹介していきます。今後のトラブル回避のために、原因について知っておくことをおすすめします。

プリセール物件で資金調達が間に合わなかった

フィリピンでは、「プリセール物件」と呼ばれる形でコンドミニアムが販売されることが主流となっています。この方法は、竣工(完成)まで3〜5年の期間がある物件を予約購入するものであり、時期が早いほど安い価格での購入が可能であるというメリットがあります。このような物件の場合、投資家が集まらずに資金調達が間に合わなかったことを理由として物件が完成しないケースがあります。

建設予定地が複数の権利者により争われる

フィリピンは、土地の所有権に関する法律が複雑であることから、不動産市場において権利や所有権に関する法律問題が多いともいわれています。そのため、いざ物件を建築しようとした場合でも、建築を予定している土地に複数の権利者がおり、その権利者同士のトラブルに発展してしまい建築が進まないといったケースも考えられます。

登記や法的手続きの不備や開発許可等の行政手続きがおりない

法的手続き等の不備が発覚した場合や、開発許可をはじめとする必要な行政手続きが進まなくなった場合、物件の建築が中断され、コンドミニアムが完成しない状況につながることもあります。

未完成リスクを回避するポイント

不動産投資を行う上では、物件が完成しないというリスクは避ける必要があります。ここでは、未完成リスクを避けるためのポイントをまとめました。

完成済み物件を買う

これから建設する物件ではなく、すでに完成している物件を選ぶことで「途中で建築が進まなくなる」という状況を防げます。プリセール物件は、費用を抑えて購入できる点が大きな魅力ですが、完成しないリスクも伴います。こうしたリスクを避けるためには、費用が高くなるものの、完成済みの物件を購入するという選択肢もあります。

割賦・分割払いができないか交渉する

物件購入にあたって、一括払いをした場合には万が一未完成となってしまった場合に支払った分を回収できるかどうかがわからず、リスクが高い方法であるといえます。そのため、物件購入をしたいと考える場合には、割賦・分割払いができるかどうかを確認することも大切です。分割払いによって、未完成となってしまった場合のリスクを減らせます。

信頼できるエージェントを雇う

エージェントとは不動産を購入する際にデベロッパーと買主の間に立ち、取引を仲介してくれる人のことです。物件購入にあたってはさまざまな手続きなどが必要となりますが、このような対応も買主の代わりに行ってくれるため、信頼できるエージェント選びが重要です。エージェントの選び方については、下記にて紹介しているのでぜひ参考にしてください。

信頼できるエージェントの見分け方

不動産投資をフィリピンで行いたいと考えている場合には、まず信頼できるエージェント探しを行うことが大切です。そこで、信頼できるエージェントの見分け方についてご紹介します。

ライセンスと資格

フィリピンで不動産エージェントとして仕事をするには、Professional Regulation Commission(PRC)が必要です。このライセンスがないと、フィリピンでは不動産売買を行えません。信頼できるエージェントかどうかを見極めるには、ライセンス・資格を持っているかあらかじめ確認することも大切です。

契約書や費用の明確な説明

契約書や費用におけるトラブルを避けるためにも、十分な説明を行ってくれるかもポイントのひとつです。日本の不動産売買における、重要事項説明をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。必要な内容をしっかりと説明をしてくれない場合には注意する必要があります。

実績

これまでの販売実績などについても確認しておくことがおすすめです。実績が多ければそれだけ信頼できるエージェントと言える可能性が高まります。

信頼できる不動産会社とエージェントを見つけることが大切

フィリピンで不動産投資を行う場合には、未完成リスクを避けることが重要であるとともに、信頼できるエージェントと不動産会社を見つけることが非常に大切です。本サイトでは、信頼できるフィリピンの不動産会社を紹介しています。フィリピンでの不動産投資に興味がある場合には、ぜひ参考にしてみてください。

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